カフェ店員は常連客と仲良くなると、自分のことを覚えてもらったり声をかけてもらえたりとうれしいことも増えます。お客様にとっても「安心して通えるカフェ」という認識になるため、居心地の良さを提供することにもつながるでしょう。ただ顔を覚えてもらう上で注意しなくてはいけない点もあります。
そんなカフェ店員とお客様との関わり方について解説します。
お客様に顔を覚えてもらえる関係性になれたというのは、信頼関係を築くことができたという証拠です。親しみをこめて名前で呼ばれたり、「いつもの」と注文をされるのはカフェ店員としてとても喜ばしいことだと思います。自分のことを認知してくれたり、自分のために通ってくれる常連客ができるまでになると、働くことが楽しくなり仕事のモチベーションが上がるきっかけにもなります。
また信頼関係ができたらお客様は何度も訪れてくれるようになるため、リピーター獲得にもつながるでしょう。
気さくでフレンドリーな方であればお客様の方から積極的に声をかけてくれたりすぐに名前と顔を覚えてくれますが、そうではない方に覚えてもらうには店員側の努力も必要です。
そのためにはまずお客様の目をしっかりと見て、笑顔で対応することを心がけましょう。対応の良い店員のことは印象に残るため、顔を覚えてもらいやすくなります。
自分の名前を覚えてもらうためには、ネームプレートをつけることが一番効果があります。自分から名乗ることをしなくても、お客様から見える位置にネームプレートをつけておけば名前を知ってもらうことができます。
ただ最近は個人情報やプライバシー保護の観点から、ネームプレートをつけない店も多くあります。たとえ名前を覚えてもらえなくても、自分の存在を覚えてもらえるように、気持ちの良い接客をするようにしましょう。
最近はインスタやツイッターなどのSNSを使用することが多いと思います。とても便利なツールですが、誰でも見ることができるため使い方には十分注意する必要があります。
たとえば自分の働くカフェの名前や勤務地などを記載してしまった場合、それを検索した人には自分であることがバレてしまいます。さらに自分の住んでいる場所や最寄り駅などがわかる投稿をしてしまうと、個人情報を公開しているような状態に。後々SNSがトラブルの原因とならないためにも、情報を公開しすぎることは避けた方が良いでしょう。
常連のお客様と仲良くなるとプライベートな話をする機会も多くなります。世間話のような話題であれば問題ありませんが、個人情報に関わることは伝えすぎないようにしましょう。
いくら信頼関係が築かれている関係性だとしても、ちょっとしたことがきっかけで思わぬ方向に話が進んでしまう可能性もあります。あくまでも店員とお客様という立場をわきまえた言動を心がけましょう。
常連客が増えると自分のことを覚えてもらえるため、仕事をするのも楽しくなります。リピーターを獲得するためにも、一人一人のお客様への対応は丁寧に行いたいですね。