カフェバイトをする人の悩みで多いのが、水仕事による手荒れです。大量の食器洗いは手荒れする最大の原因といえます。また、最近はアルコール消毒の手荒れに悩む人も増えてきているのではないでしょうか。
そんなカフェバイトの手荒れの原因と、対策をご紹介します。
カフェバイトでは大量の食器やグラスを洗う必要があるため、その際に使用する食器用洗剤による手荒れが考えられます。食器用洗剤には合成界面活性剤が含まれており、料理の汚れなどをしっかり落としてくれるメリットはありますが、その分手荒れを引き起こす原因になります。
特に飲食店で使用する食器用洗剤は洗浄力が強いため、手荒れに悩む人が多いようです。カフェバイトで使用し続けることで、肌のバリア機能が崩れ、ますます手荒れが深刻化することもあるでしょう。
最近は衛生管理を徹底することが基本のため、アルコール消毒をする機会が増えたと思います。カフェバイトの前には必ず手指をアルコール消毒し、お客様が使用したテーブルやイス、手が触れる箇所もこまめにアルコール消毒を行います。
このような衛生管理を徹底することは、感染症対策としては立派な取り組みですが、手荒れの原因になっているのも事実。特に肌が弱い人は、手荒れをしているとアルコール消毒液が刺激になって痛みを伴うこともあります。
食器を洗う時にお湯を使用すると、肌は乾燥します。お湯は汚れを落としやすいですが、肌の油分を落とす性質があるので、食器洗いをした後は手がカサカサになってしまいます。
本来肌が乾燥を感じる場合は、保湿をすることが望ましいですが、カフェバイトという仕事柄、こまめにハンドクリームを塗ることは難しく、乾燥状態のまま放置することで、さらに手荒れが加速するという悪循環に陥ってしまうのです。
手に水がついた状態のまま放っておくと、肌はどんどん乾燥していきます。水分が蒸発する時に乾燥しやすくなるため、タオルでしっかり拭き取ることがポイントです。
カフェバイトでは水を使用する頻度が高いため、毎回水分を拭き取ることは難しいかもしれませんが、意識するだけでもかなり改善されるはずです。
カフェバイト中は保湿をすることは難しいかもしれませんが、仕事が終わったらすぐにハンドクリームで保湿しましょう。しっかりと温めてから手のひら、指先、手首、親指の付け根まで塗り広げます。マッサージをしながらすると血行が促進され、手荒れ改善が期待できるでしょう。寝る前に保湿力の高いハンドクリームを使用するのもおすすめです。
もし可能であれば「水に濡れてもOK」のハンドクリームをポケットに入れておき、こまめに塗り直して乾燥させないように意識することも大切です。
肌荒れが気になる場合は、店長にそのことを相談して、ゴム手袋を使用させてもらうのも一つの方法です。ゴム手袋を使用すると、肌への直接的な刺激を防げるので、手荒れ改善には最適な方法です。
ただ忙しい時は付け外しの手間がかかったり、天然ゴムアレルギーがある人は余計に手荒れしてしまうので注意が必要です。
カフェバイトの仕事のストレスや疲れが蓄積されると、自律神経が乱れ、様々な不調をもたらします。その一つに肌の回復機能の低下もあるため、手荒れに悩む人はできるだけストレスや疲れを溜め込まないように意識しましょう。
手荒れは慢性化すると改善されるのに時間がかかってしまいます。飲食業で働く人はもはや職業病のようなものなので、放置してしまう場合も多いですが、早めに皮膚科に行って相談するのが一番です。
皮膚科に行けば手荒れの原因もわかり、症状を改善するための塗り薬を処方してもらえます。
カフェバイトでは手荒れに悩みつつも、諦めてしまっている人も多いと思います。放置すればするほど手荒れは悪化していき、最悪の場合カフェバイトを辞めないといけなくなることも。
そうなる前に日頃のお手入れを入念に行い、早めに皮膚科に行って、放置しないようにしましょう。