カフェバイトの面接では、「自分の長所と短所はなんですか?」という質問をされることがあります。性格を自分の口から説明することに恥じらいを感じるかもしれませんが、この質問には大きな意味があるのです。
自分の長所と短所の見つけ方と回答例をご紹介します。
面接官はなぜ長所と短所を聞くのでしょうか?それには「自分のことを客観視することができるか」「長所をどんな風に活かしてくれるか」「短所とどう向き合い克服するのか」という点をチェックしています。
社風に合う人材を確保するために、この質問はどの面接でも聞かれることと思っておきましょう。
自分の長所を見つけることができると、面接で自信を持って自己PRすることができ、採用にもつながりやすくなります。ただ長所を自分で見つけることは難しかったり、恥ずかしいと思ってしまう人も多いのではないでしょうか?
そんな時は、まず自分の短所を思い浮かべてみましょう。短所の方が簡単に見つけることができるはずです。この段階ですでに短所は見つけることができたので、次はこの短所を長所に言い換えてみましょう。
例えば短所が「頑固」の場合、これを長所に言い換えると「芯が強い」になります。このように自分のマイナスな部分をポジティブに変換することで、長所と短所の両方を見つけることができるでしょう。
そのほかの例もご紹介します。
<短所> <長所>
マイペース → ゆとりがある、おおらか
人見知り → 人付き合いに時間をかける
わがまま → 自分の意志がはっきりしている
心配性 → 慎重に行動する
気が小さい → 優しい、周りのことを優先する
要領が悪い → 丁寧に取り組める
おせっかい → 世話好き
マイナス思考 → 冷静、物事を客観的に捉えることができる
神経質 → 几帳面
面倒くさがり → 効率的
例1
「私の長所は明るく社交的なところです。初対面の人でも緊張することなく接することができるため、コミュニケーション能力は高い方だと思います。ただ人が好きな性格のため、時におせっかいになってしまうことがあり、その部分は自分の短所だと感じております。今後はおせっかいのような自己満足ではなく、人のために役に立つことを第一に考え、ホスピタリティ精神を持つことを意識したいです」
例2
「私の性格を一言で表すとマイペースだと思います。よく家族からは『やることが遅い』と指摘されることが多く、周りに迷惑をかけるのは良くない部分なので改善していくつもりです。ただマイペースがゆえに、人よりも心にゆとりがあり、どんなことにも落ち着いて取り組める点は長所だと思っています。お客様の心に寄り添う接客ができるように心がけたいです」
例3
「私は人見知りな性格で初対面の人とは緊張することが多く、そこは自分の短所だと思っています。しかし、時間をかければ仲良くなることができるため、その慎重さは自分の長所なのではないかと考えています。カフェバイトでは人見知りな性格を言い訳にするのではなく、お客様とのつながりを第一に考え、信頼関係を築くことを目標にしたいです」
カフェバイトの面接で必ず聞かれる、長所と短所に関する質問。長所と短所は表裏一体です。自分の性格を一言で表してそれを言い換えることで、長所と短所を見つけることができます。今後の面接対策に役立ててみてくださいね。