キッチンで働くと料理の腕が上がるため、それは自分の強みになります。将来、料理人を目指したい人や自分の店を持ちたい人は、キッチンとして働くと良い経験ができるでしょう。
今回はキッチンで働きたい人に向けて、面接でよく聞かれる質問と回答例をご紹介します。
志望動機は面接で必ず聞かれます。ホールではなくキッチンを選んだ理由を答えましょう。
例「元々料理をすることが大好きで、毎日自炊をしています。料理のスキルをもっと学びたいと思い志望致しました」
シフトに関する質問もよくされます。あらかじめ希望するシフトを考えておきましょう。
例「昼間は大学に通っているため、平日は夕方17時〜、土日は朝から働くことができます。週3〜4日が希望です」
土日祝やクリスマスや忘年会などのイベントシーズンは、飲食店はとても混雑します。そのような日でも働けるかを確認する意味で、質問されることが多いようです。
例「基本的にいつでも働けるため、特に問題ありません」
自分の性格を客観視することができるかをチェックしています。長所と短所を的確に答えましょう。
例「私の長所は負けず嫌いなところです。自分でやると決めたことは最後まであきらめずに頑張る性格だと思います。ただその分頑固なところが自分の短所で、融通がきかない部分があるため、もっと柔軟性を身につけるようにしたいと思っています」
未経験でもOKとされている店も多いですが、過去のアルバイト経験によっては採用に有利になる場合も。面接ではよく聞かれる質問です。
例(経験あり)「過去に居酒屋でバイトをしていたことがあります。その時はホールだったのですが、テキパキと料理をするキッチンの仕事にも興味を持つようになり、今回はキッチンでの勤務を希望します」
(経験なし)「アルバイト経験はありませんが、趣味は食べ歩きなので、食への探究心は人一倍ある方だと思います。その経験や好きな気持ちを活かして働きたいです」
無理をする必要はありませんが、できるだけ早い方が好感を持たれるでしょう。
例「明日からでも働けます」
「来週の水曜日から勤務可能です」
逆質問は面接の最後にされることが多いでしょう。いくつか聞きたいことをまとめておくと安心です。
例「キャリアアップ例を教えてください」
「研修期間はどれくらいありますか?」
キッチンは調理の技術や知識が必要な仕事なので、経験がある方が採用には有利です。もしない場合は正直に答えれば、問題ありません。
例「調理経験は以前の職場でキッチン補助の業務くらいで、簡単な作業であればできます。今後料理のスキルを磨くために、もっと様々な業務にも携わりたいと思っています」
他にもキッチンとして働ける職場はあるのに、なぜこの店を選んだかを聞かれる質問です。アバウトな内容ではなく明確な理由を答えましょう。
例「こちらのカフェの人気メニューであるナポリタンのファンで、自分も作れるようになりたいと思い応募させていただきました。ほかにもオリジナリティ溢れるメニューが豊富に揃っている点も魅力的で、いつかはメニューを考案してみたいと思っております」
キッチンで働いたことがある人は、具体的にどんな仕事をしていたのかを聞かれるでしょう。
例「以前勤務していた店では主にスイーツを担当することが多かったです。スイーツ作りは繊細で工程も細かいため、仕込みの段階から盛り付けまで、気を抜くことなく集中して作り上げることを意識していました」
面接の前には以下のことを確認しておくようにしましょう。
・受け答えのシミュレーション
・履歴書や持ち物の確認
・面接日時
・身だしなみ
面接の日までの準備として、受け答えのシミュレーションを何度かやっておくと安心です。また面接で必要な履歴書や持ち物、面接日時は必ず前日までに確認しておき、当日は身だしなみのチェックをしてから面接に行くようにしましょう。
キッチンの面接は、ホールとはまた違った内容の質問をされることが想定されます。経験がある人は自分のスキルをアピールし、未経験の人はキッチンとして働く熱意を伝えましょう。
面接では、好感を持ってもらえるような受け答えを目指したいですね。