カフェバイトの求人情報をチェックしていると、「カフェバイトってこんなに時給が高かった?」と気付く人も多いと思います。カフェバイトは忙しい割に時給が低い印象がありますが、最近は高時給のカフェバイトも増えてきているのです。
今回は、「なぜカフェバイトの時給が上昇しているのか」という部分について解説します。さらに、カフェバイトの給与やボーナス事情についてもご紹介します。
賃上げの影響を受けて、アルバイトの時給も上昇傾向にあります。最低賃金はほぼ毎年引き上げられており、時給も徐々に高くなっているため、カフェバイトの平均時給も上昇していると考えられます。
近年は物価高によって、生活にも大きな影響が出ています。2024年は、「物価高の上昇を上回る賃上げの実現を目指す」と政府が発表しており、物価高と賃上げは密接に結びついていることがわかります。それに伴って、カフェバイトの平均時給も上昇傾向にあるでしょう。
飲食業界は慢性的な人手不足に陥っています。コロナ禍による営業時間の短縮によって労働力が減少してしまったことが、今もなお影響をもたらしており、そのほかにも労働環境に不満を感じる人が多いことも人手不足に拍車をかけてしまっているのが現状です。
そのため、カフェバイトの時給を上げて人員の確保を目指す店が増えてきていることから、「以前よりも時給が高くなった」と感じられるようになってきたと考えられます。
カフェバイトの平均時給はエリアによっても異なります。ここでは、東京都、大阪府、愛知県のカフェバイトの平均時給をご紹介します。
・東京都:時給1,240円
・大阪府:時給1,096円
・愛知県:時給1,100円
※2024/3/5時点
カフェバイトの平均時給は1,000円を超えていることが多く、未経験でも始められることから学生やフリーターが多く活躍しています。
正社員の割合は少ないですが、アルバイトからキャリアアップをして正社員や店長を目指すことも可能です。
正社員として働く場合、東京都では月給281,734円が平均給与とされています。そのため、平均年収は、およそ300〜350万円ほどが目安になるでしょう。手当やボーナスが支給されるカフェであれば、さらに金額は多くなります。
また、勤続年数や実績、店長やマネージャークラスになると給与も大幅にアップします。一般的な平均年収と比較すると少ない傾向にありますが、働き方次第で年収を増やすことも可能です。
カフェバイトの場合は、シフトに入って働いた分が給与になるため、時給1,200円のカフェバイトを一日6時間、月に20日間働いた場合、給与は約14万円となります。したがって一年分の給与となると、約160万円ほどの年収になるでしょう。
カフェバイトはアルバイトのため、基本的にはボーナスの支給はありません。正社員の場合はボーナスの支給がありますが、一般的な夏と冬のボーナスの場合もあれば、「決算賞与」を取り入れているカフェもあります。
決算賞与は業績に基づいて支給する賞与のため、売上やその年の状況によって変動します。業績がよければその分賞与にも反映されますが、売上が伸びなかったり経営が厳しい状況になると昨年度よりも減額することも考えられるでしょう。
カフェバイトには、「残業手当」「早朝手当」「年末年始手当」などの手当があります。そのほかにも、「交通費支給」「制服貸与」「まかない有り」「社員割引制度」などの待遇があったり、「正社員登用制度」があるカフェでは、キャリアアップを目指すこともできるでしょう。
バリスタのような専門的な知識やスキルが必要な職種であれば、「資格取得支援制度」や「スキルアップ研修制度」を取り入れているカフェもあるため、スキルを磨きたい人はこれらの制度があるカフェを選ぶことがポイントです。
カフェバイトでも充実した手当や待遇を設けているため、安心して働くことができるでしょう。
カフェバイトは、時給がよくないイメージがあるかもしれませんが、最近は高時給のカフェも増えてきています。また、シフトの融通がきくことがメリットなので、効率よく短時間で稼ぎたい人にもカフェバイトはおすすめです。
自分に合ったカフェバイトを見つけてみてくださいね。