カフェバイトをする人は、「コーヒー好き」のイメージがありますよね。コーヒーが好きだからカフェバイトをしている人も多いと思いますが、実は「コーヒーが苦手……」という人もいるようです。ただコーヒーが飲めないのにカフェバイトをするなんて、果たして本当に可能なのでしょうか?
今回は、コーヒーが飲めない人でもできるカフェバイトについてご紹介します。
「カフェ=コーヒー」というイメージが定着しているため、コーヒーが飲めないとカフェバイトはできないイメージがあると思います。たしかにコーヒーを飲めた方がお客様にお勧めしやすく説得力も増します。
しかしカフェバイトをしている人全てが、コーヒーが飲めるとは限りません。むしろコーヒーが苦手な人も多く働いています。未成年はお酒が飲めなくても居酒屋で働けるのと同じニュアンスで考えれば、安心できるのではないでしょうか?
カフェにはコーヒー以外のドリンクもあり、また料理をメインに楽しむ店もあります。そのためカフェのコンセプトや取り扱うメニューを考慮してカフェバイトを探せば、コーヒーが飲めなくても何の問題もなく働くことが可能です。
ただコーヒーが飲めなくても、コーヒーの種類や知識を身につけてお客様に説明できるようにしておく必要はあります。
コーヒー専門店や厳選したコーヒー豆を使用するこだわりのある店の場合、カフェ店員がコーヒーを飲めないとなると、何かと支障があります。またお客様にコーヒーに関する質問をされた時に答えられないと、店としての印象が良くありません。
ただ近年カフェのジャンルは様々あり、コーヒーを主力メニューとしていない店も多いです。そのような店であれば、コーヒーが飲めないことを気にする必要もなく、無理せず働くことができるでしょう。
コーヒーが苦手な人は、「コーヒーの匂いすら受け付けない」という人も多いのではないでしょうか。また体質的にコーヒーが合わない人もいると思いますが、その場合はコーヒーを提供する店は避けた方が無難です。
たとえばタピオカドリンクやフルーツジュースなどの、コーヒー以外のドリンク専門店であれば、コーヒーが苦手でも問題なく働くことが可能です。
コーヒーよりも食をメインにしている店も多く存在します。お客様も食事を目的に来店され、コーヒーは食後に提供するくらいなので、そこまでコーヒーの知識は求められません。
コーヒー以外に覚えることは多いかもしれませんが、コーヒーを飲めないことをコンプレックスに感じる人には働きやすい環境といえます。
もし面接の際に「コーヒーは飲めますか?」と聞かれた場合、飲めない人にとっては本当のことを言っていいのか戸惑ってしまうと思います。かといって嘘をついて採用されると、いざ働き始めた時に辛いですよね。
基本的にコーヒーが飲めないのであれば、正直に答えてOKです。ただし「苦手なので飲めません」と言い切ってしまうのはあまり印象がよくありません。たとえ苦手だとしても、「飲めるように練習中です」「コーヒーは飲めませんが、お客様に説明できるように知識を身につけたいです」と、前向きな回答をすると好印象です。
コーヒーが飲めなくても、豆の種類や産地、どのような味や特徴があるかは、事前に勉強して知識を身につけることはできます。また店によっては研修で教えてもらう場合もあります。
もしお客様にコーヒーについて聞かれたら、店員として恥ずかしくない程度のことは答えられるようにしておきましょう。他のスタッフや店長に味の特徴を聞いておけば、お客様にも説明することができます。
バリスタが在籍する店なら、コーヒーの説明は知識がない店員がするより、バリスタが行った方が良い場合もあります。専門的な内容になるため、コーヒーのプロに一任した方が、お客様の信頼を得ることにつながります。
また知ったふりをして適当なことを伝えてしまうと、クレームを受けるリスクもあるため、コーヒーが飲めなかったり新人で知識が乏しい時は、「バリスタに代わります」や「バリスタに聞いてみます」と伝えてから対応する方が良いでしょう。
コーヒーが飲めない人でもカフェバイトはできます。ただお客様に接客したりコーヒーの説明をすることはあるため、最低限の知識は身につけるようにしましょう。
またコーヒーが苦手だった人も、カフェバイトをしているうちに飲めるようになることもあるので、頑なに苦手意識をもつのではなく、柔軟な姿勢でいる方が新しい自分に出会えるかもしれません。