最近はカフェバイトでも服装や髪型、ネイル、アクセサリーが自由のところが増えてきています。自分らしくおしゃれを楽しみながら働ける点は、若い世代にはうれしいことだと思います。ではカフェバイトでは、香水をつけることもOKとされているのでしょうか?
今回はカフェバイトや飲食店における、匂いのマナーについてご紹介します。
基本的に飲食店で働く人は、香水をつけるのはNGとされています。そのためカフェバイトも料理や飲み物を提供する立場として、香水は禁止されていることが多いでしょう。
そもそも香水の香りは、食事をする場所ではふさわしくありません。自分は好きな香りでも、全ての人が好むとは限らないのが香りの特徴でもあります。そのため香水の匂いが原因でお客様が料理をおいしく感じられなかったり、不快な気持ちにさせることもあるため、店員がつけるのは禁止している店がほとんどです。最悪の場合、お客様から匂いのクレームを受けることも。
また香水は飲食店を利用する時でも気をつけなくてはいけないことでもあり、食事をする場に行く時は香水を控えるのがマナーです。
ではお客様に接客をしないキッチンスタッフなら香水はOKなのでしょうか?直接的にお客様への匂いの影響はないですが、キッチンスタッフも香水はNGです。料理を作る立場として、香水の匂いが原因で感覚が鈍くなり、正しい味付けや判断ができなくなる恐れがあるからです。
接客をしない仕事内容でも、カフェバイトをする立場として香水をつけるのは控えるようにしましょう。
香水以外にも、お客様にとって不快に感じる匂いがあります。例えばタバコ、足の匂い、体臭、整髪料、口臭などもカフェバイトでは気をつけるようにしましょう。
香水のように意図的にまとった香りではありませんが、自分から放たれる匂いに関しては注意する必要があります。特に夏場や汗をかいた時は体臭や足の匂いが気になるため、着替えを持参するか出勤前にシャワーを浴びる、もしくは無香料の制汗剤や汗拭きシートを使って清潔に保つようにしましょう。
またニンニクやネギなどの口臭の原因になる食べ物は、カフェバイトの前には控えた方が無難です。接客業はお客様と話す機会が多いので、口臭に気をつかうのは一つのエチケットとして気をつけるようにしましょう。
香水は気分を高めてくれたりリフレッシュ効果がありますが、カフェバイトでは控えましょう。ただプライベートの時間で楽しむ分には問題ありません。
匂いは、他人に対して指摘しにくいデリケートな部分です。最近は「香害」という言葉も聞かれるくらい、匂いは様々な面で影響を及ぼしてしまいます。そのため匂いに関しては自分自身でも意識を向けることが重要になるでしょう。