オシャレなカフェが増えている中、最近はレトロブームが巻き起こっていると話題です。昭和の懐かしさを感じるカフェは若者には新鮮に感じるようで、今とても人気のスポットとしても知られています。
そんなレトロカフェとはどのような特徴があるのでしょうか?また働くとしたらどのような人に向いているのかも気になるところ。レトロカフェのお仕事内容についても解説します。
レトロカフェとは懐かしさを感じさせる店内や、昭和レトロな食事を楽しめるカフェのことです。たとえば今人気のレトロカフェを例にあげると、アンティークの照明や今ではなかなか目にすることのない雑貨、また昔ながらのプリンを味わえるといった昭和っぽさやレトロな雰囲気が特徴です。
レトロカフェは主に古くからある喫茶店を思い浮かべると思いますが、あえて昭和レトロをコンセプトにしたカフェをオープンする店も近年増えてきています。
ちなみに喫茶店とカフェは、営業許可に違いがあります。喫茶店は「喫茶店営業許可」で、コーヒーなどのドリンクやトーストやケーキなどの軽食のみ提供することができます。
一方でカフェは「飲食店営業許可」で、喫茶店に比べて幅広い飲食物を提供することが可能です。そのため手の込んだ料理やアルコールを楽しむことができます。
レトロカフェは昔の文化や歴史に興味がある人に向いています。独特の世界観や趣むきのある雰囲気が好きな人は、居心地の良さを感じながら働くことができるでしょう。
レトロカフェではお客様の接客が中心となるため、コミュニケーション能力が高い人に適しているでしょう。学生から高齢の方まで幅広い層が来店されるレトロカフェなので、臨機応変に笑顔で対応することが求められます。
レトロカフェの店員は常にお客様のことを見て、状況に応じて的確な判断や行動をする必要があります。コーヒーをこぼしてしまったお客様がいたら拭くのを手伝い、可能であれば新しいものを用意します。ベビーカーで来店される子連れのママがいたら補助をしてスムーズに入店できるようするなど、様々なシーンで気配りができる人が向いているでしょう。
レトロカフェのホール担当は、お客様の接客を行います。席へのご案内やお会計、オーダーをとり料理やドリンクを運ぶなどの一連の接客業務を、笑顔で明るく対応する必要があります。
レトロカフェではコーヒーにこだわりがある店が多く、おいしいコーヒーの淹れ方を学ぶことができます。店によってはバリスタやマスターが淹れることもありますが、コーヒーに関する最低限の知識は必要です。またコーヒー以外のドリンク作りも行います。
喫茶店営業許可をとっているレトロカフェの場合、提供できる料理は軽食になるため、調理といっても簡単な工程で用意することが可能です。そのためキッチンスタッフが調理を行うか、小規模なカフェならホールがキッチンを兼任することもあるでしょう。
レトロカフェの特徴や仕事内容についてご紹介しました。レトロカフェは居心地の良さを求めて来店されるお客様がほとんどです。懐かしさや落ち着いた雰囲気を味わえるレトロカフェの良さを感じてもらうためには、ちょっとした声かけや気配りができることがレトロカフェで働く上でのポイントです。ぜひご参考にしてみてくださいね。