バーテンダーの仕事に就くためには、自分のやる気をアピールしなくていけません。そのやる気をアピールできるのは、履歴書の「志望動機」の項目です。志望動機は面接でも必ず聞かれることなので、熱意を伝えるためにも丁寧に記入したいですよね。
今回は、バーテンダーを目指す人に向けて、履歴書の志望動機の書き方について詳しく解説したいと思います。
志望動機は「なぜこの店で働きたいと思ったのか」という、働きたい理由やきっかけを書く項目です。バーテンダーを目指した理由や、バーテンダーを志すきっかけになった具体的なエピソードなど、明確な志望動機だと好感をもたれます。
一方、志望動機とよく間違えやすい自己PRは、「自分の強み・経験・スキル」を記入する項目のため、履歴書を書く際には、志望動機と自己PRの違いに気をつけるようにしましょう。
バーテンダーの求人を探す
志望動機は、具体的なエピソードを交えることがポイントです。ただ「頑張りたいです」という志望動機ではいまいち応募者の熱意が伝わらないため、より具体性のある内容にしなくてはいけません。
例えば「学生時代に頑張ったこと」「アルバイト経験」「応募先に関する印象的な出来事」など、バーテンダーとして働きたいと思ったエピソードを付け加えると、明確で働く熱意が伝わる志望動機になります。
志望動機はわかりやすく、簡潔にまとめる必要があります。ポイントとしては、志望動機を書く際は「結論→理由→まとめ」という順に書くと、内容が伝わりやすくなるでしょう。
「将来どんな活躍をしたいか」という将来性について真剣に考えている人は、働く意欲を感じられるため採用されやすいでしょう。
「バーテンダーになってどんなことができるようになりたいか」「バーテンダーとしてのスキルアップや目標」など、将来のビジョンを明確にすることがポイントです。
バーテンダーといっても、働ける店はたくさんあります。そんな数ある店の中から「その店じゃないといけない理由」をはっきりさせておくことが肝心です。
応募先の店の特徴やコンセプトを知ることや、実際に店に行ってみて感じたことから、志望動機を考えてみましょう。
バーテンダーの求人を探す
「貴店の落ち着いた店内の雰囲気と、バーテンダーの方のハイレベルなスキルに魅了されたことがきっかけで、バーテンダーを目指したいと思うようになりました。
貴店を初めて利用した時に、お酒を提供するだけでなく、お客様とのコミュニケーションや細やかなことに対しての配慮などをなされている光景を目の当たりにし、バーテンダーという仕事に対して深く興味を持ちました。それ以来、バーテンダーになりたいという思いが強くなり、自宅でもカクテル作りの練習をしています。
貴店でバーテンダーとしての経験を積んで、早く一人前になれるように頑張りたいです。」
「貴店でバーテンダーを目指したいと思った理由は、お客様を楽しませるバーテンダーの方に憧れを抱いたためです。
貴店を利用した際、オリジナルカクテルを作っていただきました。そのカクテルは味はもちろんのこと、見た目の美しさにも感動したことを鮮明に覚えております。手際良くカクテルを作りながら、お客様とコミュニケーションを取って、楽しくお酒を飲める空間を生み出すバーテンダーになりたいと強く思った瞬間でもありました。
私もバーテンダーになって、一人でも多くのお客様に喜んでいただけるようなカクテルを提供し、一日の疲れやストレス発散をしてもらえる、心の拠り所のようなバーテンダーになりたいです。」
バーテンダーの求人を探す
「レストランバーのアルバイト経験がきっかけで、バーテンダーの仕事をもっと極めたいと思うようになりました。
以前もバーテンダーとして仕事を任されておりましたが、レストランがメインの店だったため調理を担当することがほとんどでした。貴店では、バーテンダーとしての業務が主であり、スキルを磨いたり経験を積むことができる環境だと認識しております。
これまで身につけたバーテンダーの知識を活かして働きながら、さらにバーテンダーとしてステップアップしていけるよう、向上心を持って働きたいと思います。」
「私は、2年間バーテンダーとして勤務しておりましたが、大会で受賞経験があるバーテンダーの方が在籍されている貴店で、学びながら働きたいと思い応募をさせていただきました。
バーテンダーは、お客様との関わりをもちながらも、時には一歩引いてそっと寄り添うような適度な距離感が必要だと思います。バーテンダーとしてのスキルを磨きつつ、お客様に臨機応変に対応するスキルや話術を磨いていくことが、現在目標に掲げていることです。
貴店は、隠れ家のような居心地の良さに魅力されて来店されるお客様が多いと認識しております。その世界観を崩すことのないよう、貴店のバーテンダーとして認めてもらえるように頑張りたいと思います。」
バーテンダーの求人を探す
履歴書や筆記用具は必ず持っていくようにしましょう。また、履歴書の記入漏れや写真の貼り忘れがないか、早めに確認しておくと安心です。
面接日時と場所は、勘違いしていると遅刻の原因に。前日までに改めて確認をしておき、自宅から面接場所までのルートや、電車やバスの時刻表の確認も忘れずにしておきましょう。
面接では清潔感のある身だしなみを心がける必要があります。バーテンダーの面接は、清潔感のあるシャツや、ジャケットなどのきれいめな服装が好ましいでしょう。
実際の面接を想定したシミュレーションをしておくと、当日落ち着いて臨むことができます。面接で聞かれることを想定し、実際に声に出して受け答えを練習しておきましょう。
バーテンダーの志望動機の書き方のポイントは把握できましたか?志望動機は、「働きたい」という熱意を伝える重要な項目なので、自分のやる気をアピールできるような内容を目指しましょう。
また今回ご紹介したことは、どの仕事の面接にも通じることなので、ぜひ覚えておいてくださいね。
バーテンダーの求人を探す