初めてのバイトや一人で応募するのが不安な時、「友達と一緒にバイトができたら」と思う人も多いでしょう。仲良しな友達と一緒なら気軽に始められて楽しくバイトができそうですよね。そんな人にオススメなのがカフェのバイトです。”友達同士の応募OK”とされているカフェも多いのでまさに理想の働き方を実現できます。
ですが、友達と一緒にバイトをする際には注意しておきたいことも。メリットやデメリットもあわせてご紹介します。
友達と同じ場所でバイトをするメリットは、相談相手になってくれるという点ではないでしょうか。特に初めてのバイトは何から何までわからないことばかり。もし相談したいことがあっても店長やほかのバイトスタッフにはまだ話しにくいという状況もあると思います。
そんな時に仲の良い友達がいてくれるだけで、心強い存在となってくれることでしょう。
バイトは慣れるまでは正直楽しいと感じる余裕はないですが、友達と一緒ならそのような心配もありません。同じ曜日・時間にシフトを組んでもらえることは少ないかもしれませんが、カフェによっては慣れるまではできるだけシフトを合わせてくれることも。
そうすれば友達の顔を見るだけで安心できたり休憩中やバイト終わりにおしゃべりができたりと、バイトそのものがとても楽しくなることが魅力と言えるでしょう。
友達が頑張ってる姿を見れば自分自身も刺激をもらえます。新しい仕事を覚えてどんどん成長していく友達に影響されることでやる気が出たり、良い意味でライバルのような関係性になっていくことでしょう。
急用ができた時や体調が悪い時などは休まざるを得ません。そうすると店側としては人手が足りなくなり困ってしまうもの。
そんな時、友達と一緒のバイト先なら直接友達に交渉をして出勤してもらいやすくなります。基本的にシフトの調整をするのは店長ですが、代わりに出勤してくれる人を見つけやすくなることは双方にメリットがあると言えるでしょう。
友達同士で応募ができるカフェに面接に行ったとしても、2人とも採用されるとは限りません。そうするともしどちらかが不採用の場合、気まずくなってしまいますよね。
店側も2人一緒に採用するか、もしくは2人とも不採用にするなど、友達関係に悪影響がないように気を遣ってくれることもあるかもしれませんが、どちらかだけが採用になるケースがあることを踏まえて応募をするようにしましょう。
晴れて2人とも採用されたとしても、”2人で1人”というつもりで採用したわけではありません。そのためシフトが毎回同じとは限らないので、あくまでも仕事をする時はそれぞれが一人のスタッフとして責任を持って働く必要があります。
友達といつも同じシフトに入れると思わず、「一緒だったらラッキー」くらいの感覚でいるようにした方が◎
友達と一緒の場所で働くことは安心できる部分が多いですが、一方で仕事ぶりや能力の差を比較されやすくなるというデメリットも。もし友達がカフェバイトの経験者や仕事の上達が早い子だった場合、刺激をもらえる反面焦りや不安な気持ちになることもあるでしょう。
「友達は仕事ができるけど私には向いていないのかも」と比べてしまい落ち込むことがあるかもしれないので、そんな風に感じてしまう人は友達と一緒に応募することは控えておく方が無難。
友達と働く時に気をつけないといけないのが、気持ちがゆるみやすくなること。どうしても友達がいることで無駄話をしてしまったり仕事とプライベートの切り替えがしにくくなってしまいます。それは店側も懸念していることでもあるので、そのことで注意されないよう気を引き締めて働かなくてはいけません。
友達と同じバイト先を探したい時に、手っ取り早く求人を探すなら「友達同士の応募OK」とされている求人の中から探すこと。
そのようなフレーズがある店は友達で応募することを歓迎してくれているので、採用されやすい傾向にあるでしょう。またチェーン店やオープニングスタッフなど、バイトの数を確保したいカフェの場合、友達同士の応募を喜んでくれることもあるようです。一緒に働きたいなら2人とも受かりやすい条件で応募することがポイントと言えるでしょう。
2人で同時に応募をするとしても、求人サイトからの応募フォームの入力はそれぞれが行わなければいけません。その際には備考欄などに「◯◯さんと一緒に応募をしました」と採用側がわかるように記入しておくようにしましょう。
そうすれば友達同士で一緒に採用をする方向で考えてくれたり勤務開始日の調整など、面接から採用までの流れがスムーズにいきやすくなります。
いくら友達と一緒に働くことが最優先だとしても、一人の面接者として志望動機をしっかりと伝えなくてはいけません。そのため「友達と働きたいからです」というようなあさはかな志望動機は控えましょう。
カフェのバイトでどんなことを学びたいか、自分の性格や強みをアピールできるような志望動機が理想です。友達と働きたいことはきっかけであり、まずはカフェのバイトをしてみたいという熱意ややる気を伝えることが肝心です。
友達と応募をしても面接は別々に行うことが多いですが、稀に友達と一緒に行ってくれるカフェもあります。緊張感が和らぐため安心できますが、馴れ合いにならないように気を付けましょう。
友達の方をチラチラ見て微笑み合ったり、受け答えに困った時に助けを求めるのはNG。普段の和気あいあいとした雰囲気にならないよう、面接の場であるということをわきまえた言動や行動を意識しましょう。
「◯曜日と△曜日の、この時間帯に友達とシフトを組んでほしいです」「友達と一緒に帰りたいので退勤時間を合わせてもらえますか?」など、一方的なお願いをするのはご法度。ほかにもカフェで働くスタッフはいて、2人だけのシフトを中心に組むようなことはできないため、そのような無理な要望をしてしまうと「遊びのつもりで働くのか?」と思われかねません。
2人の希望する勤務条件がたまたま重なる場合は仕方がありませんが、融通がききやすい人の方が採用される率は上がるので面接の際は注意しておきましょう。
オシャレなカフェで仲良しの友達と働けたら毎日がとても楽しくなりそうですよね。わからないことを相談できたり切磋琢磨し合えることでお互いのモチベーションも上がり、店側にとってもメリットとなることも多いでしょう。
ただ仲が良すぎるあまり気がゆるんでしまったり、仕事とプライベートの切り替えができないと迷惑をかけてしまうことも。
あくまでも一人のスタッフとしての自覚を持ち、仕事に対して真面目に責任を持って取り組むことが大切です。